編集部のひとこと

昼食後、歌詞のない音楽を一楽章聴くなら、ベートーヴェンの《春》はいかがですか。ヴァイオリンとピアノでメロディを受け渡す面白さがあり、第一楽章の終わりを休憩のひと区切りにできます。

この記事の内容 +

同じメロディを、ヴァイオリンとピアノで

《春》は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調、作品24。第一楽章では、ヴァイオリンが弾いた旋律をピアノが受け取ります。弦で聴いたメロディが鍵盤へ移ると、同じ形でも聞こえ方が変わる。そんな二人の掛け合いを楽しめる作品です。

穏やかな最初の旋律のあとには、強い調子の旋律も出てきます。楽器だけでなく曲の調子も変わっていくので、第一楽章の中でその移り変わりを聴く楽しみがあります。

パールマンのヴァイオリン、アシュケナージのピアノ

このCDでは、パールマンのヴァイオリンとアシュケナージのピアノで《春》を聴けます。第5番の録音は1974年6月。二人の演奏を手元で楽しめる収録盤です。

ソナタ第4番と第5番を収録し、《春》は4〜7曲目です。昼休みに第一楽章を聴くなら4曲目から、休日に時間があるなら次の楽章へ。聴く時間に合わせて続きも楽しめます。