編集部のひとこと
冬の休憩に、お茶を片手にピアノを一曲。細かな音が動き続ける「雪は踊っている」と、同じリズムが繰り返される「雪の上の足跡」は、雪という題名でも違う響きです。一曲ずつ区切って楽しめる二曲を、ティボーデの『ドビュッシー:ピアノ名曲集』から選びました。
この記事の内容 +
二つの雪を、ピアノの響きで聴く
「雪は踊っている」|細かな音が動き続ける
『子供の領分』の第4曲。細かな音を左右の手で交互に弾く動きが、ほぼ全曲にわたって続きます。
雪が舞う題名と、休まず動いていく小さな音。窓の外が晴れている日でも、雪の様子を思い浮かべながら、続いていく音の粒を楽しめます。
「雪の上の足跡」|戻ってくるリズムに旋律が重なる
こちらは『前奏曲集 第1巻』の第6曲。引きずるようなリズムが繰り返され、その上や下に旋律が加わります。何度も戻るリズムと、そこへ重なる音が、暗く重い曲想を作っています。
細かな動きが続く前の曲に対して、こちらは繰り返されるリズムが耳に残る曲。同じ雪の題材で、違うピアノの響きを聴ける組み合わせです。
二曲を一枚で聴ける、ティボーデの名曲集
ジャン=イヴ・ティボーデが弾く、ドビュッシーのピアノ作品を集めた一枚です。紹介した二曲は、次のトラックに収録されています。
- 8曲目:「雪は踊っている」
- 17曲目:「雪の上の足跡」
CDを用意しておけば、その日の気分で一曲を選べます。アルバム全体を聴く時間がなくても一曲で区切れるので、お茶の合間の音楽にも。
まとめ|冬の休憩に、一曲から
一曲でひと息つく日も、時間がある日に二曲を続ける日も。歌詞のないピアノなので、本をめくるときや作業の合間のBGMとして流す楽しみ方もあります。家でお茶を飲みながら、気になる一曲から聴いてみませんか。

