全3楽章で約11〜12分。カップ一杯のお茶を飲み終えるのにちょうど良い長さで、心身をすっきりとリフレッシュさせてくれます。

今回は、数ある録音の中でも不朽の名盤と名高いイ・ムジチ合奏団(ヴァイオリン:フェリックス・アーヨ盤)の魅力とともに、知っておくとより深まる「3つの情景」をご紹介します。

この記事の内容

祝宴から静かな眠りへ。音で楽しむ「秋の3つの情景」

全3楽章で構成される『秋』は、わずかな時間の中でまるで一編のショートストーリーを味わうように展開します。

  • 第1楽章:収穫の祝宴
    村人たちが実りを祝って陽気に踊り、お酒に酔って千鳥足になったり、そのまま眠りこけたりするユーモラスな様子がヴァイオリンで鮮やかに描かれます。
  • 第2楽章:甘美な休息(静かな眠り)
    チェンバロと弦楽器が奏でる、ささやくように優しいメロディ。祝宴のあとの深い眠り、そして秋の澄んだ夜の静寂を思わせる、最高のリラックスパートです。
  • 第3楽章:夜明けの狩り
    角笛の合図とともに猟犬が駆ける、活気あふれる狩猟の朝。キレのあるリズムが、沈んだ気分をすっきりとリフレッシュさせてくれます。

ページをめくるように表情が変わるため、ぼんやりと耳を傾けているだけでも飽きることがありません。

初心者にもおすすめの名盤。イ・ムジチ合奏団×フェリックス・アーヨ

数ある『四季』の録音の中でも、クラシック入門から愛好家まで長年親しまれているのが、イ・ムジチ合奏団とフェリックス・アーヨ(vn)による演奏です。

アーヨのみずみずしく艶やかなヴァイオリンの独奏と、室内合奏団ならではの一体感ある響きは、耳当たりが柔らかく、自宅のリビングでリラックスして聴くのに最適です。

本アルバムには『秋』だけでなく『春・夏・冬』の全曲と、隠れた名曲『恋人』も収録されています。肌寒くなったら『冬』を、春先には『春』をと、季節の移ろいに合わせて長く手元に置いておきたい一枚です。

まずはApple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスで「イ・ムジチ アーヨ 四季」と検索して聴いてみるのもおすすめです。

もし「音の深みをじっくり味わいたい」「季節ごとの定番として手元に持っておきたい」と感じたら、高音質素材を採用したSHM-CDをコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。