そんな止まり木のような時間にそっと寄り添ってくれるのが、ヴィンス・ガラルディ・トリオの名盤『スヌーピーのメリークリスマス』です。今回は、冬の空気をやわらかくほぐしてくれる、珠玉のピアノジャズの魅力をお届けします。
この記事の内容 +
アニメの枠を超えた、冬の情景が浮かぶピアノトリオ
本作は、1965年放送のテレビアニメ『スヌーピーのメリークリスマス(原題:A Charlie Brown Christmas)』のサウンドトラックとして生まれました。
「子ども向けアニメの音楽」と思って再生すると、その洗練されたリリカルな(叙情的な)ピアノの音色に驚かされます。
- 『ライナス&ルーシー』:無邪気な子どもの足音が聴こえてくるような、弾むリズム
- 『スケーティング』:凍った池の上を滑る情景が目に浮かぶ、軽やかなワルツ
スマホやPCの画面を一度伏せて、耳だけで冬の空気感を味わう。それだけで、部屋の空気がふっと柔らかくほどけていきます。
【作品データ】
- アルバム名:『スヌーピーのメリークリスマス』
- アーティスト:ヴィンス・ガラルディ・トリオ
- 仕様:全14曲(約45分)/ SHM-CD(UCCO-5611)
- 特徴:短い休憩に1〜2曲ずつ聴くのにも最適なタイム感
聴き比べの贅沢。インストと歌声、それぞれの余韻
本作の白眉(ハイライト)は、屈指の名曲『クリスマス・タイム・イズ・ヒア』が「インスト(演奏のみ)」と「児童合唱(ボーカル入り)」の2通り収録されている点です。
- 昼の10分休憩には:ピアノの旋律が澄み渡る「インスト版」で頭をクリアに
- キャンドルを灯す夜には:あどけない歌声が心に沁みる「合唱版」で緊張をゆるめる
そのときの気分や時間帯に合わせて選べるのも、このアルバムならではの贅沢な楽しみ方です。
ほかにも『もみの木』や『ザ・クリスマス・ソング』など、冬のスタンダードナンバーがずらり。10分の休憩に1曲つまみ食いするもよし、夜に部屋を暗くして通して浸るもよし。冬の間、オーディオのそばにずっと置いておきたくなる一枚です。
読書や作業時のクリスマスBGMにはもちろん、ひと息ついて自分を取り戻したい夜のお供に。
冬の間、手の届く場所にずっと置いておきたくなる一枚です。
まずは名曲の優しい音色を、公式ページで少しだけ試聴してみませんか?

