アルバム1枚の長さはおよそ45分〜50分。1時間の枠に美しく収まります。
今回は、現代のポップスを代表する藤井風の『HELP EVER HURT NEVER』(46分)と、ジャズ史の最高峰であるマイルス・デイビスの『カインド・オブ・ブルー』(約45分)をピックアップ。
「言葉に浸りたい日」と「音だけに身を委ねたい日」。今の気分に合わせて選べる2枚をご紹介します。
| アルバム | 再生時間 | ジャンル | おすすめの気分 |
|---|---|---|---|
| HELP EVER HURT NEVER | 約46分 | ポップス/R&B | 言葉とメロディに浸りたい |
| カインド・オブ・ブルー | 1枚約45分 | ジャズ | 歌詞を追わず、音に身を委ねたい |
この記事の内容 +
なぜ今、1時間の「アルバム通し聴き」が贅沢なのか
次の曲を画面で探す手を止めて、1曲目からラストまで身を委ねてみる。
アーティストが意図した曲順で聴くことで、単曲では気づけなかった響きや余韻のストーリーが立ち現れてきます。
45〜50分のアルバムなら、終わったあとに心地よい余白を残して1時間の休憩に美しく収まります。スマホを置いて、上質な音の旅へ出かけてみませんか。
【言葉とメロディに浸る46分】藤井風『HELP EVER HURT NEVER』
代表曲から深みへ誘う、計算された曲順の妙
世界的なバイラルヒットとなった「死ぬのがいいわ」や、耳に残る「何なんw」「もうええわ」など、代表曲が惜しみなく詰め込まれたファーストアルバムです。
単曲で聴くだけでは見えてこないのが、アルバム全体に流れる「常に助け、決して傷つけない(HELP EVER HURT NEVER)」という一貫した死生観やメッセージ性。R&Bやジャズをルーツに持つ流麗なピアノと、岡山弁を交えた親しみやすくも深い歌詞が、46分間を通して心地よく心に沁みわたります。
「知っているあの曲」をきっかけに、アーティストの世界観へ深く没入したい休日に最適です。
特に聴いてほしい曲(ハイライト)
- 「何なんw」
- 「死ぬのがいいわ」
【思考を休め、音に身を委ねる45分】マイルス・デイビス『カインド・オブ・ブルー』
ジャズ史に輝く傑作で味わう、静寂と緊張感の美学
「今日は言葉を追わずに、頭を空っぽにしてリラックスしたい」――そんな日には、ジャズの金字塔である本作が寄り添ってくれます。
冒頭の「ソー・ホワット」をはじめ、全5曲・約45分。マイルス・デイビス(tp)の研ぎ澄まされたトランペットに加え、ジョン・コルトレーン(sax)やビル・エヴァンス(p)といった巨匠たちが織りなすサウンドは、静寂すらも音楽に変えてしまうほどの美しさを持っています。
BGMとして部屋に流すだけで、いつものリビングが上質なカフェや深夜のバーのような空間に早変わりします。温かいコーヒーやお酒を片手に、贅沢なひと息をつきたいときに最適の1枚です。
(※配信アルバムは全5曲・約45分。紹介CDはステレオ/モノラルの2枚組で、それぞれ約45分です。1枚ずつ聴けば、1時間のチルタイムにジャストで収まります)
特に聴いてほしい曲(ハイライト)
- 「ソー・ホワット」
- 「ブルー・イン・グリーン」
今日の気分はどちらですか?
- 言葉とメロディに深く浸り、心を揺らしたいなら ―― 藤井風
- 思考を完全に休め、静寂と音の余白を味わいたいなら ―― マイルス・デイビス
次の予定までのわずかな時間、SNSを閉じて再生ボタンを押してみてください。聴き終えたあと、いつもの部屋が少しだけ違った景色に見えるはずです。
※配信の再生方法はプランにより異なります。曲順通りに聴くには、アルバムをオンデマンド再生できるプランが必要です。


