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忙しい12月のスキマ時間に。1話完結で楽しむ極上の短編集

12月は仕事も私生活も慌ただしく、長編小説を読む気力や体力はなかなか残らないもの。
しかし、15〜20分ずつ読み進められる短編集なら、仕事帰りの電車や眠る前のちょっとした時間に、無理なく物語の世界へ浸ることができます。

本作はどこから読んでも1話完結。お気に入りの作家から読むのもよし、今の気分に合わせて選ぶのもよし。文庫本1冊をカバンに忍ばせておくだけで、日々のスキマ時間が贅沢なリフレッシュタイムに変わります。

キラキラした聖夜ばかりじゃない。共感と驚きが詰まった6編

本書に登場するのは、絵に描いたような幸せな恋人たちばかりではありません。

  • 伊坂幸太郎『一人では無理がある』:ある任務を背負った男たちのコミカルな奮闘劇
  • あさのあつこ『きみに伝えたくて』:かつての恋人の手が現れる、切なく不思議なクリスマス
  • 恩田陸『柊と太陽』:遠い未来の日本で、忘れられたクリスマスをめぐる不思議な物語
  • 白河三兎『子の心、サンタ知らず』:司法浪人生と親子のすれ違い、愛情を描いた物語
  • 三浦しをん『荒野の果てに』:現代の東京へタイムスリップして戸惑う武士の珍騒動
  • 朝井リョウ『逆算』:誕生日から自分の存在が生まれた日を逆算するOLの心理

置かれた境遇はバラバラですが、どの物語にも共通しているのは、読後に肩の力がすっと抜けるような温かさがあること。「自分とは違う誰かの1日」を覗き見るうちに、ささくれだった気持ちが自然とほぐれていきます。

まとめ:今夜の帰り道、最初の一編を開いてみませんか?

イベントとしてのクリスマスに気乗りがしなくても、本の中でなら、誰にも邪魔されずに特別な夜を過ごせます。

今年は世間の喧騒から少し距離を置いて、自分のペースで「静かなクリスマスの奇跡」に触れてみませんか?
今夜の帰り道のお供に、ぜひ気になる一編からページを開いてみてください。