編集部のひとこと
年越しの用意が済んで35分ほど空いたら、落語でひと笑いはいかがですか。三遊亭圓生の「掛取万歳」は本編34分。大晦日の借金取りをどう追い返すのか、男の策とやり取りを画面なしで追えます。年末に聴くおともに選びました。
この記事の内容 +
借金取りがやって来る大晦日。男の次の策が気になる
「掛取万歳(かけとりまんざい)」の主人公は、大晦日に借金を払えない男です。以前は死んだふりでやり過ごしていたものの、妻からもうその手は使えないと言われます。やってくる取り立て人に、今度はどんな策を繰り出すのか。そんな場面から楽しむ噺です。
男はどうにかその場を切り抜けたいけれど、頼みの手は使えない。次の相手には何を持ち出すのか、策が続く展開を声だけで追えます。大晦日という舞台も、年末に聴く一席として選んだ理由です。
三遊亭圓生の「掛取万歳」は、この盤で34分
紹介するCDは『NHK落語名人選 三遊亭圓生6 死神/掛取万歳』。六代目三遊亭圓生がNHKに残した音源を収めたシリーズで、品番はPOCS-25129です。
この盤の「掛取万歳」は本編34分で、1974年12月15日に放送されたものです。35分ほど空いた年末の休憩に、一席を通して聴く候補になります。
同じCDには28分の「死神」も入っています。こちらは、借金で困った男が死神に出会い、金を稼ぐ方法を教わる噺。取り立てへの策を楽しむ「掛取万歳」とは、違う展開を追えます。年末の次の空き時間にも、一席のおともをどうぞ。

